デザインなのかプロセスなのか
「いらっしゃいませ」そう言って顔をあげるとそこに見覚えのあるお顔。
「えーっと、あの、、、。西神楽の、、、」 顔は明らかにわかる。。。
数年前のご新築時にコーディネートを担当したお客様だ。
「失礼ですけど、お名前は、、、」
その方はリフォーム関係の仕事をしていて、お客様のお家のカーテンを見積もってほしいとご来店。
さっそく、カタログを出して商品説明と見積りをしました。
「ところで、なぜこうしてご来店下さったのですか?」と質問すると、
「この頃、広告出てるよね。お客様からカーテンのこと聞かれたから相澤さんのこと思い出したの。そういえばあの時さぁ・・・」
その後、お家づくりの時の思い出や、作った家具のこと、ご家族のこと、出身高校が一緒だったことなど懐かしくお話ししました。
とてもうれしいエピソード。
家ができてから何年もたっているのに、きっかけがあれば思い出して、こうしてわざわざ来て下さる。
私の勝手な解釈かもしれないけど、きっと家づくりのプロセスに満足してくれたのでは?
家づくりの打ち合わせは最低でも5回、6回お会いします。その中でのやり取りひとつひとつが実際の家を形作っていくし、要望、不安、いろんなことを一緒に解決していく。そんなことが良い思い出となって欲しいといつも思っています。
お客様が買っているのは、デザインではなかった。打ち合わせのプロセスを充実させることだった。。。
のかもしれない。。。。